親と同居するというのも珍しい話ではありません。
いわゆる二世帯住宅という事になるのですが、様々な問題も出てくるでしょう。
そういった場合に、リフォームを検討する方もいると思います。
二世帯住宅と言っても様々な形態があり、自分の家の状況に合わせたリフォームを行わなければ、せっかく高いお金を払ってリフォームをしてもらっても、最悪の結果になります。
まずは、親と同居する場合のリフォームにどんな工事があるのか見ておきましょう。
親との二世帯住宅リフォーム
完全分離
共有するスペースを作る事なく、家に仕切りなどを付けて完全に分離するタイプです。
同じ建物に玄関を2つ作って、完全に分離しているという所も珍しくはありません。
水道光熱費、ガス、電話料金なども細かい所まで、全てを分離する事が出来ます。
完全にプライバシーを守る事が出来ますので、トラブルになる心配も低いと言えます。
ただし、一番費用が高いリフォームなので、資金計画には十分に注意する必要があります。
一部共有
玄関、お風呂、トイレなどは共有して、部屋などは別にすると言ったタイプです。
ある程度のプライバシーを守る事が出来ると共に、完全分離よりも費用を安く抑える事が出来ます。
完全共有
全てを共有するというタイプです。
完全分離や一部共有と比べて費用が一番安く済むという事がメリットとなります。
プライバシー面ではオープンなのでありません。
業者探し
完全分離、一部共有、完全共有を選択したら、次にリフォームを行ってくれる業者探しをしなければなりません。
サービス、コスト、保証面で業者によっても大きな違いが出てきますので、十分に注意が必要となります。
子供側、親側の意見をしっかりとヒアリングを行い、最適なプランを提案してくれる所が良いですよね。
二世帯住宅やバリアフリーの実績がある業者などを、複数業者と比較しながら決めていく事をオススメします。
リフォーム費用が違ってくる！？
親との同居にリフォームを行った場合、その費用を親か子供かどちらが負担するかによって、費用というのが変わってきます。
どういう事かと言うと、親の名義の建物を子供が費用負担をした場合、贈与税が掛かる場合があります。
そのため、生前贈与を行い、子供に名義を変更してからリフォームを行う方法を取ったりします。
名義変更を行う際にも、親から子へ贈与する場合と、親から子へ譲渡する場合があります。
贈与する場合でも、譲渡する場合でもどちらにしても税金がかかる可能性がありますので、計算が必要になります。
不動産取得税、名義変更の費用なども考慮しておかなければなりません。
名義変更は相続税の軽減に繋がったり様々なメリットがありますので、その当たりもリフォーム業者にアドバイスをもらうと良いでしょう。
どの方法が一番税金を安く抑える事が出来るのかというのは、経験豊富な業者であれば提案してもらえると思います。
まとめ
結果的に親と同居してリフォームをするのも、近くに新築を建てるのも、その人の状況次第で変わってきます。
よく話し合いをした上で、どちらの方がトラブルにならないのかを十分に吟味する必要があります。
特に金銭トラブルになると面倒です。
身内だからと言っても、金銭トラブルにならないとは限りません。
意外にも金銭トラブルというのは非常に多いため、「まさか自分が」と思う事なく、事前にしっかりと対策をとっておきたい所です。
親との同居のためのリフォームの実績が多くある所であれば、自分では気付かないようなトラブルも多く見て来ていると思います。
また、依頼主側からも相談される事があるでしょう。
そういった業者に相談をする事で、最適なアドバイスをしてもらう事が出来ますので、まずはプロに相談をするというのもひとつの手段だと言えます。
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